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離れたからこそ気づく やっぱり好きな風景

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私の好きな風景。

久しぶりにこの時期に帰省できました。


茶畑がきれいな新緑のこの時期。
見渡す限り茶畑。
もう少しすると、青い空と緑の茶畑の間で気持ちよく泳ぐこいのぼりも懐かしい。

5月の連休は、近所のお茶屋さんから香ってくる、お茶の加工の香り。

本当に心地よい。

バイト禁止の高校だった私は、お茶最盛期のお茶屋さんで少しだけお手伝いさせてもらったことがあります。
たいしたことはしませんでしたが、お茶の香りに触れるすてきな時間でした。

いくつになっても、温かい風が吹き始め、五感がフル活動するこの時期は、うきうきします。

記憶がよみがえってきます。

全てが懐かしい。

今は、県外に嫁ぎ、年に数回の2,3日の帰省なので、この大好きな風景に出会える機会も稀になってしまいました。

だけど、それだからこそ、その価値に気づいて、そのありがたさに感謝して、最大限に感じようと大きく深呼吸して。

やっぱりここが好き。

今住んでいるところも、大好きになってきたけど、やっぱり育った土地の良さにはまだ勝てません。
だけど、もう少ししたら、幼少期を過ごした期間より、
今の居住地の方が長くなり、
家族との思い出もどんどん増えていくことでしょう。
そのとき、私は何を思うのかな。

その時にはきっと、大切な場所がいくつもあることに、幸せを感じられるかも。

そして、自分の子供たちの心には、どこで誰と過ごした、どんな景色が、大好きな風景として残るのかな。
それもまた、楽しみです。

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