お知らせ

子供がお金について学ぶこと。小2の「お金の研究」No.2 外国のお金、為替、カード払い、ネットショッピング

スポンサーリンク

ここでは、小2の娘が夏休みお金の研究をした内容を綴っています。
前回記事からの続きです。よかったらこちらからどうぞ。

子供がお金について学ぶこと。小2の「お金の研究」No.1 お金の疑問
夏休みの自由研究、娘(当時小2)は”お金のけんきゅう”をしていました。(この記事はnoteと日本証券業協会さんの企画で賞をいただいたものを一部修正してのせています) 日頃、ニュースや生活で気になるお金の知りたいことを、テーマごとに家族(祖父...

ここからはちょっと難しいネタ、外国のお金、為替やネットショッピングなどについてです。

2限目 世界のお金 

担当 お母さん(私)
・世界のお金のちがい、為替

世界のお金の貨幣や紙幣の違い

まずは、実際、外国のお金を見て、比べてみよう!

ということで、海外旅行しまくっていたこ頃の残っていたお金をもとに
通貨が違うことを説明します。
そして外国の紙幣や貨幣を見て触って違いを見つけていきます。

娘が数字の大きさや、単位が違うことを見つけて、私が説明。
海外のお金は、自分も並べて細かく比べたことがありませんでしたが、
デザインや大きさ、材質までも違っていて、私も観察していて面白かったです。
紙幣ひとつみても、書いてあるものがその国を象徴する人物だったり、動物だったり風景だったり。
紙質も、紙のものから、雨の多い地域の紙幣はビニールっぽかったり。
色使いも国によりとてもカラフルなものもあります。
貨幣も2色や、厚さ、大きさの違いを見つけて、娘も驚いていました。
文字でまとめたのち、写真も自分で撮り、貼って説明を加えていました。

自分で写真を撮った写真を貼り、見つけたことを書く

見たこともない海外のお金を見て、触って、比べて、とても楽しかったようです。
小2の娘にはこのレベルがちょうどよかったようで、最後の感想にも、この外国のお金を比べたことが楽しかったと記されていました。

為替

続いて、為替について
急に難易度アップです。
ニュースで聞く、「ドル円」という言葉がわからないというところからテーマに選ばれました。
私もどうやって説明すればよいか、難しくて予習して挑みました。

「日本のお金で、アメリカのお店でアメは買えるか?」というところから始まります。
日本のお金でアメリカではそのまま買えないので、アメリカのお金に変える必要があります。
世界の実際のお金を見て気づいたように、ゼロの数も単位も違う。
「価値」も国によって違う。
そして、そのアメリカのお金に変えるときに必要な日本のお金の金額は、いつも変わるということを説明します。
(これは毎朝、経済ニュースが流れている娘にとっては、「今日のドル円は…」という毎日違う数字が出ていることにつながったよう)
それはお金の価値によって「為替」がいつも変わるからです。

でも、そもそも”価値”ってなに?ということになります。
その国のお金をみんなが欲しい!と思うと、そのお金の「価値」が上がって高くなります。
昨日は100円で買えていけど、今日は人気が出て100円では足りなくて105円払わないと買えないということ。各国のお金の”価値”が違うことを説明します。

例えば、娘が作った折り紙の箱をたくさんの人が、
「いいねー!」「それ便利で使えそうだねー!」って思うと、その箱の価値が上がる。
でも、もし「それ持ってるからいらないー」「私も作れるからすごくないー」となると、
価値が下がるかもしれません。

こうやって今日は100円でアメリカのお金に交換できます、今日は105円でアメリカのお金に交換できますというように、いつも変わります。
そして、アメリカのお金と日本のお金を交換するときの数字が為替というもの、と私なりの解釈で伝えます。(合っていないところもありあそうだが)

なかなか難しいですが、イラストを交えながら、できるだけ身近な話を入れながら説明してみました。
娘も難しいながらになんとかノートにメモし、まとめました。
円高円安の話もとは思いましたが、このときは混乱すると思ったのでここまでにしました。

「このお金を持って、私も外国でお買い物したい!」
と娘が言っていたのは、やっぱり子供らしくて、そして早く実現させてあげたいなと感じました。

3限目 お金の払い方(カード払い、ネットショッピング)

担当おばあちゃん
・お金の払い方

日頃お店での買い物も、最近はカードやスマホ決済。家でも、ネットで購入することが多く、そんな様子を日々目にしている娘。
昔、カード払いは、お金を払わなくてモノが買えると思っていました。
そんな疑問に包まれたお金の動きを、おばあちゃんが説明しました。

カード払い

娘が地元のスーパーとケーキやさんで買い物をした、という例え話をイラスト付きで説明します。

「娘」、「スーパー」、「カード会社」、「カード引き落とし先の銀行」の
4つの間をお金が動きます。
例えば、8月10日、スーパーで1000円の買い物をしてカードで支払います。
1000円使ったことがカード会社に連絡がいきます。
8月13日、ケーキ屋さんで3000円ケーキを買って、カードで支払います。
同じように3000円使ったことが、カード会社へ連絡されます。

8月には全部で4000円のお金をカード支払いで使いました。
のちに銀行の自分の貯金から、まとめて4000円カード会社へ払われるという流れです。

これはわかったようで、娘も後日まとめるとき、自分でキャラクター設定(主人公は架空のなぜか“でん子さん”という女の子)して、イラストを描きながらわかりやすいように書いていました。

ネットショッピング

ネットショッピングは、1000円の洋服を買うという事例で説明。(カード決済前提)
モノやお金の動きを説明。
「買い物する人」、「ネットのお店」、「カード会社」、「銀行」、「配達トラック」の流れを作ります。

スタートは、銀行(カードの引き落とし先)にお金が入っていることが前提ということで

1.銀行にお金を預ける
2.ネット(お店)で1000円の服を買う
3.配達会社が服を運んで届ける
4.お店がクレジット会社にでん子さんが1000円使ったことを連絡
5.クレジットカード会社がお店に1000円払う
6.クレジットカード会社がでん子さんが1000円使ったことを銀行に知らせる
7.銀行がクレジットカード会社に1000円渡す

ざっくりだがこんな感じです。

日頃の身近な買い物の流れが少しわかってきたようです。

最後は、オオトリ、給与や株についてです。次の記事に続きます。

子供がお金について学ぶこと。小2の「お金の研究」No.3 給与、株
これは小2(当時)の娘がお金の疑問について、夏休みの研究で行ったものを綴ったものの続きです。前2個の記事を読んでいただけると嬉しいです。(このNo.3は、2022年日本証券業協会とnote「お金ついて考えていること」コンテストで賞をいただい...

コメント

タイトルとURLをコピーしました