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「1,2,3!」で小学生の字が劇的に変わった!~塾の先生のコツと字が物語ること~

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小学低学年の娘。
4歳くらいから自然と字を書いてはいましたが、正直、上手とは言えません。
上手じゃないというより、性格なのか?丁寧に書かないため、見た目が汚いのです。

「上手に書こうよ」
と宿題の漢字の丸付けで娘に伝えると、
「学校では上手に書いてる」と返ってきます。
確かに、漢字ノートを見ると、上手な字のときもあります。
何が違うのか?字を書くときのテキトーさを感じますが、じゃあどうすれば書けるのか?
上手に書こう!だけでは、できないことはわかりましたが、
親としては、それ以上支援できていませんでした。

久しぶりに実家に帰った時のことです。
宿題が終わらず持ってきた娘は、おばあちゃん(私の母)に漢字プリントを見てもらいました。
娘は、個人塾をやっているおばあちゃんに教えてもらうのが大好きです。
おばあちゃんは、もう300人以上の子供たちを見てきています。
娘が漢字を書き始めた様子を見るなり、
「字を書くのが早すぎるよ!〇〇ちゃん」とすぐに気づきました。
そして、おばあちゃんは、「ゆっくり書こう」と言って、

「1,2、3!」とゆっくりなテンポで一画ずつ、声掛けをしていました。

そうしたら、本当にびっくり。
漢字プリント3枚、全て今までと見違えるような上手な字だったのです。
いつも気になっていた、曲がりや折れが丸くなっている部分が、全て角がピンとしている。
とてもかっこいい字になっていました。

そうか、「丁寧に」書くための、「やり方」がわかっていなかったのか。

あとは、字のバランスが頭でっかちだった漢字たちも、上の部分が小さい方がかっこいいということに気づかせたり。
さすがです。

書き順もです。
娘はよく間違えていて直すのですが、筆の流れで習っていないと、書き順を正しく書く意味があまり理解できていない様子。
そんな娘にも、おばあちゃんは、
「書き順どおりに書かないと違う字に見えるよ」
と正しい書き順で書くことを見直ししていました。

ビフォアー↓2枚

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ビフォアー
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ビフォアー

おばあちゃんと書いた字↓2枚

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アフター
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アフター

母である私が言うと反抗的になることもありますが、娘が理解できるやり方で伝えられていなかったと気づきました。
ただ、字を注意されているだけで、直してもささっと終わらせ、結局変わらない字であることも多かったのも事実です。
私も、毎回は難しいですが、しばらくの間は、漢字を書くとき、ゆっくり書くことを意識して
「1,2,3!」とテンポよく声掛けをしてあげたいです。
そしてコツをつかんで、丁寧な字を書くことが楽しくなるといいなと思います。

ちなみに、母は特に中学生を教えているのですが、
中学生にもこの「1,2,3!」と声掛けすることもあるそうです。
「ゆっくり丁寧に」の「やり方」がわからない場合は、大きくなってからでも、気づきになるかもしれません。

字が上手に書けることは、正直PC社会ではそんなに重要ではないかもしれません。
でも、大人になった今、上手じゃなかったとしても、丁寧な字だと、受け手の印象も変わります。
プレゼン力が言われる中、字もプレゼンだと思います。
特に手書きの字は、8割くらいが字の見た目で読む気が変わります。

娘の学校の夏休みの作品の展示を見て、そのことを強く思いました。
正直、娘も夏休みの研究をとても頑張っていました。(疑問点を市役所まで確認しにいった)
内容もとても充実していると思いました。
だけど、字の丁寧さに欠けています。
そこは、書くときに、「丁寧に書こう」と言ったけど、なんだかやる気のない字。

他の子の作品を見て、丁寧な字できれいにまとめられていると、
まず、「作品を見てみたい」という気もちになります。
そこから、先生や審査員の目や心に留まるきっかけを作ると思います。
なので、抜群な内容でない限り、残念ながら、見せ方は重要になってくると思います。
作品の展示を見て、「見せ方の重要性」を再確認しました。
結果、娘の作品は選ばれませんでした。もちろん、内容などもあるとは思います。
でも、娘も自分の作品の展示をあまりみんなに見てもらえないことに悩んでいました。
そうです、見たくなるような字、見せ方は大事なのです。娘にも、ちょっとヒントを渡しましたが、気づくときが来るかな。
本人が気づいて必要性を感じないと、なかなか実行できるものでもないと思うので。

丁寧な字を書くこと。私は、大人になってからその重要性を感じます。
ちょっと添えられた手書きメモや、手書きの資料、宛名書きなど、「字が丁寧」だとより受け手の気分はよくなります。相手の印象も変わります。

私自身の経験でも、手書きの履歴書時代のこと。とても丁寧に書いた履歴書を出しただけで、この字ならきっと大丈夫とちょっと話しただけで、採用されたこともあります。
それだけ、手書きの字は物語っているのです。
上手な字は難しいですが「丁寧な字」なら意識するだけで書けるのです。
それが、読んで欲しいという思いを届け、相手への思いやりが伝わる気がします。

娘も生活の中で気づく日が来るといいなと思います。それまでは、おばあちゃんに教えてもらったやり方で、コツが身につくといいなと思います。

ちなみに、おばあちゃん(私の母)は30年前に一人の生徒から始めた少人数制の塾を営んでいます。特に、大手塾を選ばない、特性が強い子も多い塾。
カウンセラーでもある母の塾は、ありがたいことに一度も宣伝しなくても、生徒やその親御さんの口コミだけで毎年満員になります。
このような、子供が楽しんで、コツや大切さに気づく塾だから、長い間愛されている塾なのかもしれません。
今まで気づかなかったことに気づかされた、娘の漢字プリントからの出来事でした。

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