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「好き」への入り口まで 読書好きな娘になるまで

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私が感じた、長女(小学校低学年)が読書好きになるまでをご紹介します。

たくさん本を読む子になって欲しい。
国語力が大事!って言われてるけど、うちの子、本を読まない。
どうしたら本を読む子になる?

これらはたまにママたちの間で話題になります。

我が家の娘、本をよく読んでる姿を見かけます。
進んで本を読み、気づけば、やっていたことそっちのけで本に没頭していることも。
学校では本の貸し出し数がクラス一番だそうです。
車で遠出するときも、娘は、必ずお気に入りの本をカバンに入れている時期もありました。
なので、めしゃくちゃ本大好き!ってほどまでではないですが、
自分から本を読む子ではあるのかなと思います。
自分でも「本をよむの好き」と言っています。
将来の夢の一つが「図書館の人」だったこともありました。

そんな読書が好きな子になった理由は、思い返せばいくつかあると思います。
今回は、あくまで我が家の場合。
全ての子に役立つやり方ではないと思いますが、きっかけなどを考えてみました。
ご参考になれば幸いです。

①一緒に楽しむ

一番影響が大きいと感じたことが、そのことを「一緒に」楽しむことだと思います。
我が家では、子供に本を読んであげる時間は、もっぱら寝る前のベットの上。
できるだけ、読み聞かせタイムは作ってきたつもりです。
でも仕事や家事で忙しいと、それすら時間が作れなかったりしてしまいます。
特に、下の子出産直後は、上の娘に落ち着いて読んであげることが減ってしまった時期もありました。
そんなある晩、娘が少し元気がないことがありました。
下の子は寝室で就寝中。ずいぶん遅い時間だったが「本読もうか」と聞くと娘は嬉しそうに賛同しました。
リビングで、娘を膝に乗せ、じっくりとある本と向き合いました。
絵本よりはるかに長い児童書でした。私も気になっていたけど、娘だけに読む時間がなく、まだ本棚に入ったままの「いやいやえん」という本でした。

いやいやえん (福音館創作童話シリーズ)
元気だけど、わがままできかんぼうの保育園児のしげるが主人公の童話集。しげるたちが積み木でつくった船でクジラをとりにでかけるお話や、山のぼりで山の果物を食べすぎてしまうお話、赤いバケツをもって保育園にやってきた小ぐまの話など、全部で7つのお話...


声を出して読み始めると、主人公の男の子の行動が、ハチャメチャでおもしろい。
読んでいる私も思わず大笑いしながら読むと、娘もゲラゲラ笑いながら聞いていました。
本に自分の感想を入れるものではないと言いますが、その日は思わず私も、主人公に「えー!?」ってツッコミをいれたり、極端に抑揚をつけたりして、いつも以上に盛り上がって読んでいました。
いくつか短いストーリーからなる本ですが、「次のお話も!」といって、ずいぶん夜遅くまで読み続けていました。
いつもなら、遅いからおしまい!とするところを、その日は盛り上がって読み進めました。
なんだか特別感が増した本であり、時間でした。

そうすると、翌日もその本読んで!と持ってくる娘。
厚い本はまだ早いと思っている時期にも、この本は自ら読もうともしていました。

一緒におもしろい体験をする、
親も楽しく一緒にやる
ということが、子供の好奇心や興味をもつことのきっかけになる。
そう実感した出来事でした。

② 図書館を利用する

子供が幼い頃から図書館へはよく行っています。
週末は図書館の読み聞かせがあり、子供は参加スタンプをもらえることもあり、時間があれば足を運んでいます。
ボランティアや図書館の方が選んだ本を読んでくれます。
私が選ぶと偏りが出てしまいますが、他の方が選び、読んでくれると、それこそ本の世界が広がると感じます。
選ぶ本も読み方も十人十色。
聞いていて私自身も、こんな本があるのかぁとか、子供たちがこんな反応するのかと面白いです。
読み聞かせの後は、子供たち自身が、自然と自分で貸りたい本を選びます。
子供たちが選ぶと、私が選ぶものとは違い、こんな絵やジャンルが気になるんだと興味深いです。

③ 本を親しむ環境にする

子供の本棚には本がたくさんあります。
主人の子供の頃の絵本もたくさん保管してくれてあったことや、私も本が好きだったので自然とたくさん詰まっています。
近くに本がいくつもある環境は、選択肢が少ない子供にはとても重要だと思っています。
その本は、新品でも中古でも、図書館の本でもいいと思います。

本がおもちゃのように、身近にある。

そうすると、手に取る機会も増えるのではないだろうかと感じています。
子供たちもなんとなく絵本を眺めているときもあります。
本を使って本屋さんや図書館ごっこをしているのも見かけます。

小学校では、ゲームが流行り、ずっと家でゲームばかりしている…と親御さんのぼやきもしばしば耳にします。
わが家はたまたま夫婦共にゲームをしないので、家にほとんどありませんが、子供も大きくなったら、きっと周りの影響で没頭する可能性だってあると思います。それはそれで興味があるならいいのかなと。
ただゲームばかり…というぼやきの様子を見たり聞いたりしていると、
子供がなんとなく何しようかなーというとき、目の前のTVやゲームを選ぶ。
すると、刺激は強く、やはり楽しい。
それは止めることも難しいだろうし、他の物を選ぶ必要がなくなるだろうなと感じます。
いまのところ、うちは、手の届くところには本なので、
下の子も、おもちゃのひとつのようにお気に入りの絵本を自分で眺めたり、字がわからないが声を出して読んでいたりまします。
環境づくりは、親ができる一つではないかなと思っています。


このようにして、我が家の場合は、一緒に本を読み、親しみ、もっと読みたいと思うきっかけを作ってあげることが、娘本人が楽しいと気づくことにつながっていると思います。

いくつか挙げましたが、
最初は「一緒に楽しむこと」
が一番影響が大きいと思っています。
そうやって親や家族が、その子が「好き」になる入り口まで、伴走してあげる。

そうすると、子供も楽しくなったり、好きになり、そのあとは自分で進められるのではないでしょうか。
これは、なにかに興味を持つことや、習い事を始める時にも共通すると思います。
例えば、ピアノの習い事でも、教室へまかせっきりでは、もともとピアノ好きでない限り、自ら練習をする子になりにくいかもしれません。自分もそうでした。
まずは、親も一緒に、弾いたり、聴いたり楽しんでやる。
練習すると上手になって、できなかったことができるようになる。
そうするとそれ自体のおもしろさ、楽しさに子供が気づく。
そのうちに、もっと上手になりたいと、自然と練習するようになる。のではないかと思います。
最初から、習い事先へ放任主義では、確かに難しい場合もあるかもしれません。
でも全てにおいて親が「させる」でのはなく、あくまで一緒に楽しむこと。
強制にならないことを注意して欲しいです。
興味がなければその子にとっても悪影響なので。

読み聞かせに年齢は関係ない?

今回の文を読んで、うちではもう遅い…って感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
昔から読み聞かせボランティアをしている知人
(私が小学生の時には学校で読み聞かせをしてくれた型)が、
最近は、
「中学生に絵本の読み聞かせをしに行っている」
とおっしゃっていました。
最初聞いた時は、中学生に絵本?真面目に聞くの?って驚きました。
でも、「彼らもしっかり聞いているよ。反応も面白いよ」と。
いくつになっても読んでもらうことや、絵本のチカラってすごいなと思いました。
だから相手が幼児でなくても遅くないのかもと改めて感じました。
子供が大きくなると、恥ずかしさで一緒に座ってもくれないかもしれません。
そこで無理やりはよくないので、
なんとなく興味ありそうな本をリビングにおいてみたり、
まさしく話題の絵本などを、これって有名らしくてさーって見せてみたり。
でもあんまり期待すると、興味を示してくれないときにショックも大きいので
そこは期待せず様子見レベルで。
絵本はさすがに年齢的に始めにくいときは、マンガ調の本でもいいと私は思います。
「サバイバル」シリーズや、「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズは、大人でも為になります。

水族館のサバイバル (1) (科学漫画サバイバルシリーズ71)
サバイバルシリーズ71弾!『深海のサバイバル』でお世話になったコン博士に招待されて、博士が館長を務める水族館にやってきたジオ、ピピ、ケイの3人が、水族館の中でさまざまな事件に巻き込まれる。水族館や海の生物に詳しくなれる本。
学校では教えてくれない大切なこと 8 時間の使い方
保護者の不安をスッキリ解消! まんがでわかる「子ども向け実用書」 最近の小学生はとても忙しい日々を送っています。 クラブ活動後、習い事へ直行。 帰宅後も、夕飯、宿題、お風呂、明日の準備・・・と時間に追われている毎日です。 保護者の方もをんな...

好きが転じて?

読書好きが結びついたか不明ですが、関係しそうな娘の特徴を挙げてみると
・幼少期から活字に興味がある
・3歳くらいでひらがな、4歳にはカタカナとアルファベットを読めた
・知らない漢字を前後の読める字から推測して読む
・日記の宿題が得意
・文章題に抵抗が少ない(決して得意ではない)

読書が好きと言って特別勉強がすごくできるわけでもないし、周りには字を読める子はいたので、それほど突出している子でもありません。
ですが、家族が熱心に教えてもいないのにここまでできたことは、親ながらすごいなと感心しています。娘に敬意を示し言葉で伝えています。

我が家は、読書を好きに「させた」のではなく、
結果的に、好きになる「きっかけ作っていた」と思います。


私のイメージ、
好きになる「入り口」まで一緒に行った、そしてそれ以降は、自分で進み、たまに寄り添う。
そんな感じです。
わが娘は、あまり好奇心旺盛でない方なので、こういう入り口まで一緒に行くことは、物事の可能性を広げるために、たまには必要なのかもしれないと感じています。
これからも自分で好きなものを色々見つけていけるといいなと思っています。

ここまで読んでいただき ありがとうございました。

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