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【学び】対話から気づく自分:自分を深堀する自分理解のワークショップで気づいたこと

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誰かとの対話の中で、
自分への質問や自分を表現する言葉に、自身が気づいていなかった自分に気づき、ハッとする
ことってありませんか。

もちろん、対話の相手や言われた背景、内容にもよると思いますが、
対話の中で、「なんでそれをしたの?」とか、「〇〇さんって~だよね」など言われたことで、自分を深堀りしたり、そういう面があったのかと気づくことがあります。

先日、興味深いオンライン講座を受講しました。

起業や副業を検討したり、すでに行動をしている人向けの講座で、
「自分理解」するために「当事者研究」という手法を用いて、自分を理解したり、
問題やモヤモヤを解消していくワークがメインでした。

当事者研究とは、もとは、統合失調症などの方へのプログラムだったそうですが、それは様々な場面で利用できるようです。詳しくは私もまだ理解不足であくまでの私の認識では、今回のワークショップに関しては、仲間と同じテーマを共有して、対話を通して問題を深堀りして、解決していくことを目的としたワークでした。

当事者研究とは、統合失調症などを持ちながら地域で暮らす当事者の生活経験から生まれた自助-自分を助け、励まし、活かす-のプログラムである。

「当事者研究」の到達点とこれからの展開 向谷地 生良

講座内では、参加者数人がグループに分けられ、順に相談者として1人ずつ悩み事を説明し、それに関して、他の参加者が具体的な質問をたくさんしていき、困りごとを深堀していくものです。
この質問をする段階では、決してアドバイスはしません。
(質問者としては、いろいろ言いたくなるが、質問に集中)

質問の中でも、相談者自身も気づいていない自分や、問題点にも気づくことになります。

その後、他の参加者は、質問して見えてきたことから、無責任なアドバイスでもよいので、相談者にアドバイスをする時間を作ります。
ここで面白いのが、「無責任でもよい」ということ。
自分だったら躊躇してしまうかもしれないような突拍子もないことや、できるかできないかわからず言えないようなアイディアも出すことができ、活発に意見が出やすくなりました。

そのおかげで、「あくまで無責任だけど、たとえばプチ移住してみたら?」とか、「やっちゃってもいいと思う」、「モヤモヤは可能性!モヤモヤから考えることで、同じ悩みをもっている人へのアプローチやビジネスになるかも」など、様々なアイディアやヒントが出てきたり、背中を押してもらえる言葉もありました。

私も、今モヤモヤしていることに関して、まずはたくさん質問されることで、自分の困りごとや自分のやっていることの深堀りができました。

その後アドバイスタイムでは、「肩書きをつけることに縛られなくていいのでは?」、「歩くコンビニエンスストアや、生活全般アドバイザーとしていってみたら?」、「FP2級と旋盤2級の組み合わせの人は珍しい」、「ファミレスのように、自分のメニュー表(価格つき)を作ったらどう?」など、とてもたくさんの意見をいただきました。
グループの方皆さん親切で、「あくまで無責任な意見ですがね(笑)」と、やさしく、そして真剣に答えてくださいました。
そのため、初めてお会いする参加者の方々の意見を、好意的に受け取ることができました。

他の方が相談する役のときも、質問の中から、「今まで真面目に生きてきた自分からの解放をしたかったのかも」と気づき、表情が明るくなった方もいました。

自分では気づいてはいたけど、しまい込んでいた感情に気づいたり、言語化されることで、次にやることが見えてくることもあります。

さらに、困りごとは違うのに、他の方の質問を考えていると、自分にも共通することもあり、共感や、自分理解にも繋がりました。

肯定的な、温かい雰囲気の中、たくさんの対話を通し、最後には、解決まではいかなくても、少し気持ちが軽くなりました。

そして、自分に「いいね!」と肯定的なスタンプを押してくれた気がしてちょっと元気が出ました。

私自身、質問をされることで、実は気づいているけど隠していた感情や事実に気づいたり、他の方が言語化して伝えてくれることで、より理解しやすくなった気がしました。

この質問を通して理解を深めることは、私が学ぶ選択理論心理学の中でも行われます。共通するなと感じました。

選択理論心理学のカウンセリングのロールプレイ(相談事例に関して、カウンセラー役とクライアント役に分かれカウンセリングの練習をしていく)の中でも、カウンセラー役は、クライアント役(相談に来た人)に、クライアントが抱えている問題や本当に欲しているものなどを知るためにたくさんの質問をします。
具体的な質問を重ね、クライアント見て感じている状況について、より色濃く明確な同じ映像をカウンセラーも見れるようにするためです。
クライアント自身に気づきが生まれやすくなり、行動を選びやすくなります。
そして、カウンセラーも、アドバイスをするわけではなく、問題解決のお手伝いをすることができます。
今回のワークショップと繋がるところがあるなと思いました。

雑談など、人と話しているとアイディアが生まれるとよく言いますが、対話って大切ですね。

1人頭を抱えて、うんうん悩んでいても、なかなか晴れてこないけど、ちょっと話をすることで頭が整理できることがあるという経験もよくあります。

そんなことを体感した時間でした。
自分を満たす時間にもなりました。

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