「おかあさんに半分あげる!」
と、とっても嬉しそうに残してくれたイチゴ…
もはや、気づかず一度流しに流したところを慌てて拾ったよ。
3歳息子の、精いっぱいの愛情…ありがとう!(笑)
たしかに、庭で採った小さなイチゴだったけどね、それにしても破片だね。
それでもあげたい思いがあったのね。
そこで思い出しました。
「人は自分のものを、他人へ分け与えることで幸福度が上がる」
そうです。
それは、原始時代から備わっている、人間の脳のメカニズムだということです。
原始時代は、皆で協力して獲物をとってその日の食べ物を確保していました。
でも、誰かが独り占めしたら、皆に食料が行き渡らないし、その後、
1人では食料を獲得することができません。
なので、自分が採ったものでも、他の人に分けることで、自分自身も幸せな気持ちになるような脳のメカニズムになっているそうです。
でも、今は狩猟をしなくても、食料は得られます。
そこで、その脳のメカニズムを満足させるために、人は、様々な行動をしますよね。
地球上の生物で、人間だけが、ペットを飼うことも、
このメカニズムがひとつの理由だそうです。
脳を満足させるため、飼いネコや犬に、エサを与えることで幸せを得ているようです。
他にも主従関係の力を欲求を満たしたり、なつくことで愛・所属の欲求なども
満たされるのかなとも思いますが。
昔、小学生の子供が借りてきた、チコちゃんに叱られる!の本で
チコちゃんが言っていました。
母親が赤ちゃんに授乳することも、分け与えることにあたるのかな?
たくさんとれた野菜を他の方に分けてあげることや、
募金に協力することも、その心理が関係しているかもしれません。
もっと子供が小さいときも、よだれでべちょべちょになった、パンの端っこをくれたこともありました。
日頃白米ばかりの中で出たパンは彼にとって貴重食材だっただろうに、
それをちょっとでも分けてくれようとしてくれたのかもしれません。
こんな小さな時から備わっているんですね。
私も、その気持ちだけでも嬉しくなりました。
これは大切なことですね。
モノだけではないと思います。
自分が嬉しかったことを話す、笑顔で対応する、
そんなことも自分や周りの幸福度につながる気がします。
きをつけたいこと
ただ、注意したいのが、独りよがりにならないこと。
相手にとっては、ありがた迷惑なこともあります。
強制によって、相手が不快な気持ちになることもあります。
自分の「普通」が相手にとっても「普通」とは限らないことは、
頭の片隅にいれておく必要があると思っています。
そして、感謝されることばかりではないので、相手が感謝をすることまでは
望んではいけないと思います。
状況が違ったときに、自分が受けるショックが大きくなるからです。
また、受ける側は相手の善意を理解すること。
あくまで、相手も人間。最初から、不機嫌な顔やネガティブな言葉で
反応することも注意かなと思います。
息子がとった小さなイチゴの破片から、考えた幸福度の話でした。
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